わがままなモモンガ
今でこそ「モモンガ」と言えば「ああ、あの空飛ぶかわいい動物ね」という答えが期待できるが、私がモモンガに出会って一緒に暮らし始めた頃はモモンガと言っても大抵の人は「何それ?」といった感じだった。
名前が知られていないどころか、モモンガという生き物自体を知らないのだ。
モモンガが中条家の一員となったのは、とある雑誌でかわいいものを紹介しようという企画があり、そこに載せるイラストを私が担当していたことが始まりだった。
締め切りも迫り、かなり焦り気味で何かないかなーとウロウロしていたところ、ばったり知人に会い、知人も付きあわせウロウロウロしたのだが、何も収穫無し。
ガックリ落ち込んだ私を知人が気遣ってくれ、「あなたのバースデイもうすぐでしょ、何かご馳走するよ」と言ってくれた。
じゃあ食事の前に、最後にまだネタ探しをしていないペットショップでも覗いて帰ろうということになり、大通りに面した一軒のペットショップに立ち寄った。
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