猫の難産
【原因】
難産の原因は様々で一概にいえません。
多くの場合は、産道より胎児が大きすぎて、出てこられない状態です。
ところが産道は充分広いのに陣痛が弱いとか、陣痛が起こらないことがあります。胎児が死んでいるために、子宮壁や膣前庭に対する刺激が弱くて、強い陣痛が起こらない場合が多いようです。
【症状】
強い陣痛があるのに生まれないで、破水してしまう。
あるいは陣痛が弱々しく、胎児が出てこないといったものですが、どの時点で難産と見きわめるかという
と、強い陣痛が始まって、1~2時間たっても生まれない場合は、難産と考えて帝王切開するべきでしょう。
【看護】
飼い主にできることは特にありませんが、陣痛の状態を正確に把握していることです。
何時間も陣痛が続いているのに気がつかないのでは困ります。
やさしくお腹をさすっていると、腹圧をかけてリキム状態がよくわかります。
また、おりものの色や破水の状況などもくわしく観察して獣医さんに報告しなければいけません。
帝王切開をやったならば、子ネコもいますし、傷口が汚染されないよう注意しなければいけません。
【予防】
難産を防ぐよい方法はありません。
ただ、妊娠60日目でレントゲン検査を行ないますと、産道の広さと胎児の大きさがわかりますから、安産しそうかどうかある程度判断できます。
骨盤の広さが25㎜以下だと難産しやすいでしょう。