創造への激しい闘志
投資した会社がすべて当たるわけではありません。
急成長したものの途中で息切れしたり、倒産する会社も少なくないそうです。
そんな時、投資家の"目"が問われます。
2か月後のこと。
PTVF社に"異変"が起こりました。
同じ記者が再取材に戻ってみると、あの社長自身がポストを追われていたのです。
後がま社長には、だれあろう会長夫人。
夫人はそれまで、ロサンゼルスで社員400人のコンピューター会社を経営していた立志伝中の女傑。
「ロスの会社は、もうあれでいい。今度はPTVFを立て直さなきゃ」と、顔に似合わぬ闘志をむき出しにしていたそうです。
ベンチャー資本家を「バルチャー(猛きん類)」と揶揄する人もいます。
でも、彼らの本当の関心は、将来性ある未熟会社を発掘し、育て上げるプロセスにあるといってもいいでしょう。
既製品に磨きをかけるよりは新しいものをつくり出す・・・。
そこに生きがいを見いだすたくましい資本家たちもまた、創造性に富むアメリカのエネルギーなのです。