業績なければ社長もクビ
その"健康診断"に同行した記者がいます。
社長と共に最初に立ち寄ったのは、新興ビル街の一角にオフィスを持つマイコン教育プログラム会社「ノウハウINC」。
同社は、PTVF社が1年半前に出資して生まれたコンピューター・ソフト教育の専門会社。
まだ専任教官は六人しかいないミニ企業ですが、大手銀行や企業から社員教習の依頼が殺到して、まずまずのスタートです。
だが、ノウハウ社の面々、いつも神経をピリピリさせています。
業績が伸びなかったり、手抜かりがあると、即座にクビをすげ替えられてしまうからです。
その人事決定権は、すべて投資家の手中にあります。
社長の後に続いて重役室に入ると、経理、営業、セールス担当の各副社長が顔をそろえています。
なのに、肝心の社長がいません。
「実は、期待通りの業績を上げないんで、最近、社長にやめてもらいました。
今、私が会長にすわって後継社長を養成中なんですよ」